ブリーラムはかつてアンコールワットを建造したクメール王朝(9~15世紀)の中心地にあり、今日においてもその歴史を刻んだ遺跡や文化に触れることができます。
遺跡の規模は非常に大きく、歴史公園といった形で保存されており、とても見ごたえがあります。
それでいて、タイのなかではまだ「知る人ぞ知る隠れた名所」(BLACKPINK LISAの出身地!!)のため観光地特有の激しい混雑が無く、人ごみや渋滞を気にせず自分のペースでゆっくりと見て回れるので快適です。
さらにこの街の魅力は静寂な歴史物語だけではありません。
タイ屈指の強豪フットボールクラブ「ブリーラム・ユナイテッド」の本拠地スタジアムやタイで唯一、F1が開催できる国際規格を持つ「チャーン・インターナショナル・サーキット」を擁する熱狂的なスポーツシティというもう一つの顔も持っています。
「クメール時代の古代遺跡」と「熱狂的なスポーツシティ」という異色の組み合わせで、他にはない刺激的な旅が経験できました。
なお、ブリーラム県内の観光だけでなく、実は隣のスリン県に「エレファントワールド」という象と象使いが暮らす楽園があります。
当日朝まで行くかどうか迷っていたのですが、せっかくだから・・・!と勢いで行ってみることにしました。
すると、そこは想像以上に象との距離が近い凄く楽しいパークで、結果的に大正解の旅になりました。
【タイ・ブリーラム観光】2泊3日の旅 概要
自分はバンコク ドンムアン空港から早朝便でブリーラム空港までいき、そこからレンタカーで移動するプランで旅をしました。
ブリーラム空港はとても小さいですがレンタカー屋さんは充実しており、自分はAVISでスズキのCIAZという外国専用の車で800バーツ/日でした。現在1バーツは4.83円なので約3,900円となり、日本より少し安いですね。

ブリーラム空港から市内までは30Km程度ですが、道路がとてもきれいに整備されており、混雑も無いので30分程で着いてしまいます😊

今回の旅の概要とブリーラム駅(市街地)のGoogleマップです。(空港は北北東にあります)
かなり長くなりそうなのでDay1、Day2、Day3を別のブログにしようと思います。
ブリーラムの気候と服装
ブリーラムはタイの東北地方(イサーン)になるのですが、北の方では無いので寒くはないです。
乾季の朝方はバンコクよりも3〜4℃ほど気温が低くなることはあるものの、昼間はほとんど変わらず暑く日差しも強いです。そのため、持ち物に特別な防寒具などは要らないと思います。
遺跡巡りなどでそれなりに歩きますので履き慣れた運動靴が良いと思います。
ブリーラムの遺跡群は現役の寺院では無いため僧侶はいませんので、バンコクの王宮ほど厳格な入場チェックや強制的なレンタル衣装はありません。しかし、歴史のある由緒正しい遺跡であり神聖な場所なので他のタイ寺院と同様に露出を控えた格好で行く方が良いと思います。
【Day1】ブリーラム市内観光・散策スタート!
空港からの道路もそうでしたが、市街地も道路が綺麗に整備されており車での移動はスムーズです。しかしながらバイクは多く、ヘルメット着装率も低いのでご注意ください。

最近のバンコク都内では電線や通信線を地中に移動しており、だんだんと見る機会が減りつつありますが、タイの定番スパゲッティのようなごちゃごちゃ電線も健在です🤣

おすすめの朝飯 激レアのジョークトムヤム(お粥)
ジョーク(お粥)はタイ全土でもっともポピュラーなお店のひとつですが、ここではありそうでない「トムヤム味」のジョーク(お粥)が食べられます。
その名も『ジョークトムヤム』です


カリカリ豚のジョークトムヤムと普通のジョークトムヤムで150バーツとお安いです。
ジョーク(お粥)は基本的に朝食なので、スープで飲むトムヤムのような刺激は抑えられています。海鮮系のえぐみも無く、それでいてトムヤムの酸味と旨味がお米に染み込んでおり、出来の良い味に整えられていました。期待した通り美味しいです。
関係無いですが、タイ人にランチでジョーク屋に誘うと「変なの🤣」と笑われます。タイ人は昼飯でジョークは食べないんですね。
タイ国鉄ブリーラム駅の名物「5分市場」
ブリーラム駅では、毎朝ローカル列車が到着するわずかな時間だけ開く「5分市場」と呼ばれるユニークな朝市が開催されています。
朝8時15分ごろに到着する電車には、そばの駅から集まってくる行商のおばちゃんたちがたくさん乗っていて、電車から降りるとすぐ駅前に座ってローカル市場を始めます。採れたての野菜や野草、手作り惣菜、オリジナルレシピのナムチムなどを売っています。
楽しそうな声が飛び交ってとても活気があり賑やかです😆

よく見ると、エプロンに”5 นาที”(5分市場)と書かれてます、かわいいですね😍

駅前で売ったのち、街中に出かけていき9:50ごろの電車で帰っていきます。

さっきまで行商のおばちゃん達でごった返していたのに、あっという間にホームは空っぽになりました。ちょっと寂しいですね。

タイ国鉄全体にいえることですが、敷地周辺の開発を積極的に進めていないので凄くノスタルジックな景色が見られてなんだか気持ちがほっこりします。


街の守護神を祀る史跡ラックムアン
街の中心地にあるシティピラーです。タイでは新しい都市を建設するとき、礎石として最初に建てられる「市柱」のことで、守護神のような意味合いを持ちます。
タイ各地で見られますが街の人々のよりどころになっており、是非一度訪れてみると良いと思います。(入場料は無料です)
ブリーラムは珍しいことに2つの市柱があり、手前の左に少し傾いている柱が最初に作られたもの、後ろの大きな柱は後から作られたものです。

柱はクメール様式の祠に納められ、四方に置かれた守護神から守られています。

クメール王朝初期はヒンドゥー教が支配的でしたが、16世紀ごろにかけて次第に仏教化していきました。そのため、現在のタイにも言えることですがヒンドゥー教と上座部仏教が絶妙に混ざっており、とても興味深いです。
ヒンドゥー教で崇拝されている神猿ハヌマーンの像です。守護神なのですぐ戦える立膝のポーズ(ヴィーラ・アーサナ)をとっています。

フォトジェニックな名所 ラマ1世モニュメント
ロータリーの真ん中に大きなラマ1世のモニュメントがあります。数年前に銀色の傘(チャット)が建てられ、フォトジェニックな空間になりました。

ロータリーの北側に駐車場があるので、そこに車を駐車して間近で見ると圧巻です。


次は、ここから車で15分程度と近い『カオクラドーン森林公園』に行きます。
火口が見られる死火山「カオクラドーン森林公園」
街中からはほど近いのですが驚くほど山奥感があり、ブリーラム市街地も見渡せてとても気持ちの良い場所です。(入場料は無料です)

この山は死火山ですが、ちょっとした吊り橋から火口が見下ろせます。この吊り橋はそんなに高くないですし、あまり揺れないので怖くないと思います。

真ん中のくぼみがかつての火口です。

頂上への行き方は、車で登っても良いですし・・・297段の階段をひたすら歩いても良いです。自分はせっかくなので階段を上ってみましたが、途中踊り場もあって休めるので軽く息が上がるくらいでそんなにきつくは無いです。
木々に囲まれ、鳥の鳴き声を聞きながらなので意外と爽快でした。

頂上にはブリーラムのシンボルとなっている大きな仏像(プラ・スパッタラボピット)があります。また、売店もちゃんとありますので水も買えます。

Manaカフェ(たんぼカフェ)でランチ
市街地の西のはずれにある、いわゆる「田んぼカフェ」です。タイ全土にあるジャンルのカフェなのですが、とにかく広くて清々しい空気が吸えるので自分は大好きです。また、晴れの日も雨の日も織りなす景色や空間が穏やかで落ち着きます。
ブリーラムでも探したところ、2件ほどヒットしたのでまずは市街地に近いこちらのManaカフェに寄りました。(もう一軒はDay-3に行きましたので後ほど・・)

カフェの入り口前に車をとめられます。なかなかおしゃれな入り口ですね。

外の席とエアコンがしっかり効いた中の席があります。もちろん席の移動は自由なので両方の席を堪能します。

ゆったりしたソファーが快適すぎて、つい15分程ウトウトしてしまいました。今朝は早い時間から移動したので眠くて眠くて・・・

仮眠もとれてスッキリしたので、奥に広がる田んぼを見に行きます。田んぼカフェにはかならず見て回るための遊歩道が整備されているので、ドロドロに汚れたりしません。

趣向の違うオブジェが点々とあり、登ったり座ったり色々と好きにできてくつろぎます。

タイあるあるですが、写真の真ん中ちょい右あたりでスコールが来てますね。雲の方向によっては30分程でこの辺りにもスコールが来るかもしれません。

チャーンインターナショナルサーキット
マーナーカフェから20分ほどの街中にあり、二輪ロードレースの最高峰であるMotoGPの開幕地として毎年選ばれており、非常に格式高いサーキットです。

イベント開催日では無かったので、自由に中に入れました。
・・・といっても、実際は右も左も分からず、入ってイイの?も分からなかったので警備員さんに尋ねた所、「何もやってないけど見たいのなら、中に入って見たらいいよ(何が見たいの・・・?)」とのことでした。
赤い柵より中に車はとめないように言われたので、手前に車をとめて歩いて中まで行きましたが、とにかく敷地が広大です。

サーキットの中はひとっこひとりいません。単に見学だけする人はあまりいないようですね。

ピットレーンエントランスの青信号が点灯してます😆

そろそろ雨が降ってきそうなので、次のチャーンアリーナへ向かおう・・・と思っていたら、スコールが来ちゃったのでダッシュで車に戻りました😖
ブリーラムユナイテッドの本拠地!チャーンアリーナ
2011年に建設費約17億円(現レートで約31億円)をかけてつくられたスタジアムです。32,600人を収容でき、もちろん国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)の国際基準を満たしており、タイで最も強いブリーラムユナイテッドFCのホームグラウンドです。

試合が開催されない日であればスタジアムツアーでロッカールームや記者会見室など選手のみが入れるゾーンの見学ができます。ツアー料金は変動しますが、自分はオフシーズンで130バーツでした。
晩御飯はローカルナイトマーケット
せっかくなのでローカル民たちが集まる地元のマーケットで晩御飯を食べました。学生さんから家族連れ、モーターサイ(バイク)便の運転手などあらゆる人が集まってきてとても活気があります。
お店の数も非常に多く、イサーン料理以外も色々とバリエーションがあるので、美味しそうなお店を探して回るのも楽しいです。


ソムタム、海鮮パッポンカリーなどなどお腹いっぱい食べても380バーツ程度とお安いです。



食後のデザートはチョコアイスです。

食後の軽い運動にそばの運河周りを少し歩いてから、本日のホテルに向かいます。
さんざん選んで正解だったアグネスホテル、コスパ最強
今回の宿泊はアグネスホテル(Hotel Agnes)という街中のホテルにしましたが、5,000円程度で泊まれるとは思えない良いホテルでした。築年数が若いホテルを選んだのが功を奏して、非常に綺麗で清潔でした。また、贅沢では無いものの朝食も普通に美味しく、ゆっくり食べられました。
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水の勢いも良く、お湯もちゃんとでますし、水回りも問題無しです。

バルコニーがあるのですが、眺望は殺風景で楽しいものでは無いですね。
ただ、幹線道路から離れていることと、そばにニワトリや野犬がいないので静かで凄く良かったです。壁が厚くても窓の外で夜は野犬に吠えられ、早朝はニワトリに起こされるという悲惨なホテルに泊ったことがあるので、静かさは自分にとって最重要です。

単なる偶然なんでしょうが、自分が泊まった時は西洋人が多かったように思います。

この値段でプールまでついていました😍

これでDay-1の市内散策レポートはおしまいです、振り返ってみてもちょっと雨に降られた以外は何も文句が無く、なかなか良い旅がスタートできました。

👉タイのホテルでチェックインに関する諸注意などを網羅的にまとめました。

ブリーラムは地方なのでホテルは全体的に安めですが、老朽化したホテルだと見た目はリノベーション済みでも水周りが悪かったり壁が薄くてうるさかったりして大変な思いをすることがあります。安さに釣られて過去に何度もそういう体験をしています😞
ホテルを探すときはいつもAgodaを基準にして楽天トラベルと価格で天秤にかけて決めるのですが、現時点でこのホテルはAgodaしか取り扱いが無いようです。他と比べるとAgodaが異常に安いですが、泊まってみても特に冷遇とかはされないので大丈夫です。
取り扱いホテルは変わっていくと思うので楽天トラベルも貼っておきます。
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